どうも、ゆしこです。今回は体は大きいけどアリのように小さい心を持つ、愛すべき長男のお話です。
9歳の長男には2つ下の発達障害の妹がいます。
長男も2歳半ぐらいまであまり話さず、発達障害が疑われたことがあるのですが急におしゃべりし出したのでその後は何の指摘もされませんでした。
幼稚園の頃ぐらいから、緊張するとすぐ泣いたり話せなくなるなどの特徴がありましたが、知的には同年齢の子と変わらないようにみえたので、
と、夫と話していただけでした。
しかし、春休みの短期スイミングに一人で行かせた日のこと。スイミング中に突然腹痛と頭痛に襲われ、帰りがけにうずくまって歩けなくなってしまったと連絡が入ったのです。
駅で保護されているということで、慌てて息子を迎えに行きました。
スイミング中に起こった突然の体調不良の原因とは…
駅に迎えにいったら、駅の控室で息子がベンチにぐったりとした様子で横になっていました。
朝は元気だったのにどうしてこんなことに…
スイミングスクールのコーチもついていてくれたので、何があったのか聞いてみました。
- スイミングが始まった後半辺りで、息子が頭が痛いと言ったのでプールサイドで休ませた。
- しばらく休んでも頭痛が治まらないというので、この日はもう練習をしなかった
- 本人が1人でも帰れると言ったので帰らせると、駅に向かう途中で吐き気と腹痛が起きて歩けなくなる
- うずくまっている息子を心配した人が駅まで連れて行ってくれた
フラフラしている息子をなんとか車に乗せ、そのまま内科へ。
医師には、
- 短期スイミングの初日で緊張していた
- スイミング中に上手く息継ぎができなくて苦しくなった
- 急に頭痛がきて耐えられなくなり、コーチに伝えた
- 帰宅中は吐き気に耐えながら歩こうとしたけど歩けないほどお腹が痛くなった
ということを私の口から伝えました。
問診と内診のあとに言われたのは、原因は自律神経の崩れによるものじゃないかとのことでした。
睡眠不足を疑われましたが、息子は至って早寝早起き。
春休み中だったので学校に行かない分、運動不足や自由にテレビや動画を見る時間が長いことなんかも自律神経が崩れるきっかけになるそうですが、どうも腑に落ちない。
最大の原因は急に苦手なスイミングがスタートしたことで、強いストレスがかかり体調に拒否反応として現れたんじゃないかって思うんです。
でも初日でギブアップしてしまったら、”スイミングは苦しくて怖いもの”で終わってしまう。
あと4日間残っていたので、翌日からはコーチと相談してレベルを落として泳ぐ距離も半分にしてもらうことに。
息子に伝えると、それなら大丈夫だと思う。でもまた頭痛くなったらどうしよう…と不安がっていましたね。よっぽど辛かったんでしょう。
内科で処方されたお守り代わりの痛み止めを飲んで行くようにしたらなんとか残り4日は初日のようになることはなく終えることができました。
やはりというべきか…短期スイミング終了後は頭痛や腹痛がパタッと治まりました。
小児神経科でのアドバイス
一時的なストレスからとはいえ、倒れるほどの体調不良は今回が初めてで、帰宅中に倒れたという連絡があった時はパニックになりました。
短期スイミングだって初めてじゃなくて、何回も経験しているから大丈夫と思って頑張れって言いすぎたかなと反省しています。
思春期よりも前にストレスで自律神経が崩れるってあまり周りでも聞いたことがなかったので、誰かのアドバイスが欲しい。そう思って娘がお世話になっている小児神経外科の先生に相談しました。
小児神経科を受診するのは体調が戻ってから一週間後ぐらいだったので、息子はもう治ったからいいよ!と戸惑い気味でしたが、娘のついでだからといったらしぶしぶついてきてくれることに。
先生から「スイミングはきらい?」と聞かれると、力強くうなずく息子…
「嫌いだったらもう行かなくてもいいよ。」と優しく諭されて安心した顔になっていました。
私にはきらいなんて言ったことないのに。
しっかりしてほしい、強くなってほしいという親の期待が伝わって、本音が言いにくい状況を作ってしまっていたのでしょうか。
長期休みの間、習い事にも行かず、友達と遊びにも行かない息子を見ている自分がしんどいという理由で毎回説得してスイミングに行かせていました。
もう自分からやると言うまで、スイミングはさせないようにしようと思いました。
スイミングじゃなくても息子が好きなことをやればいいじゃないと。
先生が息子と話した印象は、「人と話すことにだいぶ緊張している様子」だっだようです。親の私から見ても、慣れない人の前だと息子はほとんど言葉を発しません。
知的に問題がないとしても、発達に凹凸があることが生きづらさの原因になることがあるので発達検査の予約を入れることになりました。
娘が2回やっているWISC-IVという知能検査です。
また、先生から「学校の後友達と遊ばない、習い事もしないのでは人と関わる経験が足りないから少人数でできる習い事をするといい」というアドバイスがありました。
手のかかる娘がいて、しっかりしてほしいと思いながら育ててきたお兄ちゃん。しっかり者に見えて実はだれよりも繊細で臆病なんですよね。
引っ込み思案な息子が好きなことを見つけたとしても、その世界に自分から飛び込もうという勇気がなかなか出ない子です。
本人にちょっとでも興味がありそうなことがあれば親の私がこれどう?って提案したり、一緒に行ってあげたりするなどして背中を押してあげる必要がありそうです。