もしあなたの子供が習い事に行くことが苦痛になってしまったら、すぐにやめさせますか?それとも様子を見ますか?
私は前者を取りました。最近長男が幼稚園から4年間続けていた絵画教室をやめさせたんです。
絵を描くのが大好きで始めた習い事が嫌になってきたという理由を聞いて、納得した上での決断です。
習い事が苦痛になってしまった原因や、やめるとなった時先生にどうやって伝えたかなどについてまとめました。
目次
ある日突然「行きたくない」という告白に衝撃を受ける
毎週ほとんど休まずに4年間続けていた絵画教室の習い事。
絵が上手いと周りから言われたりして、自信があるようにみえたのでてっきり楽しく通っているのかと思っていました。
いつもの習い事のある水曜日のことです。急に「行きたくない。もうやめてもいい?」と息子から言われました。
ちょうど2ヶ月後に絵画教室の展示会があり、展示会に飾るための作品に取り掛かるタイミングでした。
展示会は3月末。

と説得しましたが、長男はずっと我慢してたからもうやりたくないんだと。
我慢して行ってたことに気づけなかった私は、無理やり行かせる気になれませんでした。
習い事が苦痛に感じるようになった理由
なんでそんなに習い事が苦痛になったのか長男によくよく聞いてみると、長男の本音が分かってきました。
- 絵はもう上手くなったから
- 自由に好きな絵を描かせてもらえないから
- 学校で禁止されている校区外まで一人で習い事に行くことに罪悪感を感じるから
- 先生が怖いから
絵はこれ以上上手くならなくてもいいんだと言われてしまっては、こちらも受け入れるしかないといいますか…美大に行かせたいわけでも画家にしたいわけでもないし。
自分が描いた絵を先生に色がこっちの方がいいんじゃない?と指摘されるのも嫌らしいです。自由に好きな色で好きな絵を描きたいんですって。
アドバイスを素直に聞き入れられないんじゃ通う意味ないよね…
そして長男が自分的に許せなかったのは、1人で校区外まで行くこと。
小学校から配られたプリントに「校区外に行くことは図書館以外行かない事」と書いてあったのがずっと引っかかっていたようなのです。
私は習い事だし他の子も行ってるからいいんじゃない?とスルーしていたのですが、根が真面目な長男は校則をやぶる自分が嫌でたまらなかったんだと思います。
最後に決定的だったのが先生が怖い、好きじゃないと長男が言ったこと。
4年も通ってるのにまだ先生に対して人見知りというか、いつも怖がっていて自分の意見が言えない気が弱い長男。
昔の自分自身を見ているようで、楽しく続けられないならもういいんじゃない?と言ってしまいました。
先生にどうやってやめることを伝えるか?
とはいえ気軽に始めた習い事も何年間も続けていると突然「子供が習い事が苦痛だと言っているので辞めます!」とは言いにくいですよね。
親が言いずらいからといって逃げていてはいけない!と意を決して電話しようとするも、電話が苦手なダメ親。
電話口でどうしてやめるのか細かく追及されたり、やめないでと説得されたりしても上手く答えられる自信がなく…悩んだ末、メールで伝えることにしました。
というメールを送りました。(先週も休んでいた)
すると先生から「作品展が近いので、ぜひぜひ参加してほしいと思っています。
明日でも明後日でも教室は空いているので、来たくなったら来てみて下さい。」
という返信が…う、後ろめたい…!
私の方が習い事に未練があるからせめて作品展終わってからやめてほしかったのですが、長男の意思は固かった。もういい、行きたくないと。
それ以降はお返事を送れていません。向こうからも音沙汰なしなので、多分そのまま長男の席はなくなることになるでしょう。
メールという便利なツールを利用して、ろくに挨拶ナシのろくでなし保護者をお許しください…
次の習い事がなかなか決まらない息子
絵画教室をやめることができて万々歳の長男君でしたが、やめる代わりに他に頑張れる習い事を見つけること!という条件を出しました。
私もあれこれ提案しましたよ。
- そろばん
- 習字
- 他の絵画教室
- テニス
などなど…
しかしどれもやりたがらない!やる前から嫌なことを想像して逃げてしまうネガティブタイプ。私と一緒。笑
そして体を動かすことがあまり好きではないようです。
興味のないことを無理やりやらせてもまた続かないかもしれないなあって思うと、私があれこれ提案する気もなくなってきました。
今、娘が毎週通っているスイミングスクールに春休み中だけ長男も行っているのですが、初日から問題勃発で頭を抱えている所です。
長男のように色々考えこんでしまう子の習い事は、義務教育のおまけと割り切るようにしてます。お金が無くなるのはイタイですが将来の投資と思えば失敗も致し方ないのかなーと。
習い事でも趣味でも長男が成長できて夢中になれるものをいつか見つけられますように。
やりたいことが見つけられなかった長男のその後…
春休みだけの短期のスイミングスクールが終わり、小4からの息子の習い事は英会話だけとなりました。
何を提案しても嫌がる息子にあきらめかけていた時、学校からもらって帰ってきた1枚のチラシが。
ヒューマンアカデミーのロボット教室という習い事の生徒募集の案内でした。
諦め半分で息子に、

ともちかけてみると、「…うん。そうやな」
とな!!?
息子が首を縦に振ることってめったにないので、舞い上がってしまい勢いで無料体験を申し込んじゃいました!
ちょっと前にD-SCHOOLオンラインというオンラインのプログラミング学習を家でちょこっとやらせていたため、イメージが湧きやすかったのかもしれません。
甘いといわれるかもしれませんが、子供の習い事は好きな事だけをやってほしい。
私自身幼少期から英語、ピアノ、習字、スイミング、造形教室、ガールスカウトなどなど多くの習い事をしてきて、全部じゃありませんがなかには親の圧力で無理やり続けさせられたものも。
何年も続けてきたのに諦めるの?という残念そうな母親の顔を見るのが嫌で、仕方なく続けていたんですよね。
親は子供に習い事をやらせる前に、もし飽きたり嫌ならスパッと辞めさせてあげるという覚悟も必要かなと思います。