【WISC-IV】項目の差が大きい娘は発達障害だといわれた話

発達検査

こんにちは!3歳で広汎性発達障害と判定→その後の発達検査で軽度知的障害と判定され、現在7歳になる娘がいるゆしこです。

この度、就学前に受けたWISC‐IVという知能検査を再度受けることになりました。

受けることになったのは特児(特別児童扶養手当)の更新のためです。

今回のWISC-IVの結果は前回よりも良かったみたいで、診断名も軽度知的障害から境界域になりました。

就学前に受けたウィスク(WISC-IV)の結果

境界域になったと聞いて、嬉しいと同時に「軽度知的障害」という肩書き?がなくなって受けられる支援が狭まったらどうしようと不安にもなりました。

WISC-IVの各項目の数値の差が大きいと知的障害じゃなくて発達障害と主治医に言われて、

ゆしこ
じゃあ軽度知的障害ではなくて発達障害?境界域って結局どっちなの?

と、よくわからなくなってきた私。

この記事では、約一年半ぶりにWISC-IVを受けて娘の診断名について感じたことや、娘の特性について感じたことをお話します。

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知的障害?発達障害?境界域?なんだかわからなくなってきた

幼児期に受けた新K式発達検査では、全体的に凹凸があまりなくてDQ65だったので「軽度知的障害」という判定でした。

6歳頃に受けた新版K式発達検査では、各検査項目の差が小さくなってきてると言われていました。

項目の差が大きいほど、発達障害と判定される場合が多いので、項目の差が小さい娘は発達障害ではなく知的障害なのだろうと思っていました。

でも前回のWISC‐IVの結果で「言語理解」と「処理速度」のIQに15以上の差があると判明してからは、単なる知的障害じゃなくて、

やっぱり発達障害なんだろうか?と感じるように。

今回受けたWISC-IVでは、前回よりも全体的に数値が上がったので軽度知的障害から境界域になった。

でも各項目の数値の差は大きいままということでした。つまり本人の特性自体は変わっていないということがわかります。

主治医からは、各項目の高低差が大きい場合、発達障害の可能性が高いと言われました。

私が推測するに、軽度知的境界域の発達障害児というところでしょうか。

長いしややこしい・・・

WISC-IV検査後のアセスメントで娘の発達障害の特性が明らかに

約一時間にわたる検査が終わった後、すぐに私だけが呼ばれて検査してくれた小児科の方からアセスメント目的の面談がありました。

アセスメントの際に言われたのが、「この子はたまに、普通の人が答える答えとは全然違う答え方をすることがあるよね」ということ。

たまにというのがポイントであり、娘の特性になるとのことでした。

具体的には、WISC‐IVの言語理解のテストで娘が答えたこちらの内容をご覧ください。

検査者
運動は何のためにすると思う?
(しばらく考えて)骨折しないため!

運動をする目的=骨折をしないようにする

は、確かに運動をする目的の一つになるかもしれませんが、求めている答えではありませんよね。

試しに小3の長男に同じ質問をしてみると、「健康のため」という一般的な答えが返ってきました。

私は娘の「骨折をしないため!」という答えを聞いて、

ゆしこ
テレビかなんかで運動をすると骨折をしにくくなるとかいうのを見たのかな?この子はずっと前に聞いたり見たりしたことを意外とよく覚えてることがあるからなあ

と、逆に嬉しくなっちゃったんです。親ばかながらこれが娘の特性=個性なんじゃない?と感じる部分です。お兄ちゃんの答えよりずっとおもしろい。(ごめんね長男)

質問の続きです。

検査者
なんで車の中でシートベルトをすると思う?
警察につかまらないため

↑娘がこう答えたのは「ベルトつけないと警察につかまるよ!」と私がよく言ってるからだと。笑

でも一方でやっぱりまだ幼いな~と思ったのは以下の答え方でした。

検査者
どうして警察につかまるの?
火事の火を消してくれるから

質問の意図を完全に見失う娘。

これは、”どうして警察につかまるのか”という質問を”警察の仕事は何?”という質問に取り違えて答えているんですね。

しかも警察を消防士と勘違いしてるからずれた答えになっちゃってる。

でも本人も答えた瞬間なんか変なこと言ったと気づいたらしいんです。

自分の答えを修正しようとして、

警察は人を助けてくれるけど、火事は消さなくて×~〇…

結局何を伝えようとしていたか分からなくなって意味不明なことを言い出すパターン、これ家でもよくあるんですよね。おしい!

間違ってることは気づいて正解の答えも頭では分かってるけど、それを自分の口で上手く伝えることができない。

この部分が彼女の特性=障害となる部分なんじゃないかな~と母なりに解釈しました。

WISC-IVの結果や診断名に振り回されないで

療育や放課後等デイサービス、療育手帳や特児の申請など、福祉サービスを受けるには医師による診断名が必要になるケースが多いです。

娘にも色々な支援を受けてほしくて3歳の時から診断書を書いてもらう機会が多かったです。

初めて「広汎性発達障害」と診断されたときはショックでよく泣いていました。新版K式発達検査やWISC-IVを受けては毎回数値の低さに落ち込んだりして。

その後は「自閉症スペクトラム」「軽度知的障害」「自閉症を伴う発達障害」「協調性運動障害」などコロコロ変わる診断名に違和感を覚えていました。そして今回は”境界域”という言葉が初めて医師の口から出ました。

娘は大きく変わっている訳じゃないのに、診断名に振り回されている自分がばかばかしく感じるように。

今ではWISC-IVの結果や診断名なんて単に福祉サービスや学校での支援を受けるために書いてもらう切り札のようなものとしか思っていません。

WISC-IVで娘の特性が分かれば、「この子はこんなことが苦手なんだ」と訴えやすくなり、小学校や療育先に支援をお願いするときに役に立ちます。

子どもに受けさせようか迷っている方は一度受けさせてみることをおすすめします。

今回のWISC-IVの結果は一週間後。前回と比べてどれだけ上がったのか楽しみです!

WISC-IVの検査結果を聞きに再び小児科へ行ってきました

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