「男の子だから何かスポーツをやらせたい」という親って多いですよね。
私もお腹の子が男の子って分かった瞬間から思っていました。
実際小学生の息子の同級生も、スイミングやサッカーなど何かスポーツを習っている子が本当に多いです。
でも今は、息子を9年育てて出た結論はやりたいことがなかったら無理しなくてもいいに落ち着いています。
無理に嫌がる習い事をやらせたら、子供の性格によっては大きなストレスになるかもしれません。
子供に好きではない習い事をさせ続けることについて私なりの考えをまとめてみました。
目次
親の先入観が子供を追い込む!?
男の子の親なら一度は思うこと
親が子ども、特に男の子にスポーツをさせたいのは、おそらくこんな理由が多いのではないでしょうか。
- 男の子の多くが楽しそうにスポーツをしているから
- 将来のために体力や何事も諦めない精神力をつけたいから
- 努力して出来たという達成感を味わってほしいから
- 男の子はスポーツできた方がバカにされないから
- 家でじっとゲームしてるより体を動かした方がいいから
スポーツをさせることで、これらの条件を全て満たしてくれるのか?
と考えると、運良くその子に合ったスポーツならば、親の期待通りになってくれるかもしれません。
一方で、無理やりしたくないスポーツを習わせて「やっぱり面白くないし、辛いから辞めたい!」と毎回子供に言われ続ける恐れもありますよね。
息子に無理やりスポーツをやらせた結果
我が家にも運動の習い事を毛嫌いする息子がいます。
スポーツの習い事が嫌な理由を聞いてみると、出てくる出てくる。(笑)
- コーチが怖そうだから
- 体を動かすのが好きじゃないから
- 興味がないから
- 自分にはできそうにないから
- 他の子にできない自分を見られたくないから
コーチが怖そうとか自分には無理とか、やる前から決めつけているだけ。やってみて慣れてきたら楽しくなるかもよ。って息子には言いました。
即答で「いやだ」でしたけどね。
この状況でも、私は息子に忍耐力・集中力をつけたい!と思って4歳から空手を習わせたのです。
毎回泣いていた息子にハラハラさせられながらガラス越しに練習を見ていたなあ。
指導者には初めは泣く子もいるから。
心もだんだん強くなっていくからという言葉を信じて続けさせていました。
が、日に日にハードになっていく練習内容に、ストレスの限界だったらしく。
頑張って2年間続けたのちに、小1の途中で辞めてしまいました。
息子はこの経験から、
「親が無理やり行かされていたけどやっぱり自分には無理だった。最初から分かってたことなのに…」という気持ちを強く抱くようになり、自分=スポーツできないと思い込んでしまいました。
当時を振り返ると息子は相当パンチを受けるのもするのもストレスだったようで、2度としたくないと言われています。泣
何も達成感を得られないまま、楽しさが分からないまま辞めてしまうと、子どもの自信をなくしてしまうことになりかねません。
習い事をやらせる前に本人の向き不向きを考える
親も苦しめようと思って無理やりスポーツをやらせている訳じゃないんですよね。でも一回始めた習い事を中途半端にやめてほしくないって思いが、子どもの本当の気持ちよりも先行してしまうことはよくあること。
習い事によっては、その子の性格的にしんどいかなってケースもあります。
たとえば息子がしていた空手は、実際にパンチやキックをあてるタイプの空手だったので、息子の試合を見ていても勝ちたいというより痛い・怖いという感じに見えました。
⇒不安が先に立ち、何も考えずに飛び込めない
⇒相手を傷つけたくない、争いが嫌いな平和主義
そもそも、気が弱いすぐ泣く性格をなんとかしたくて空手を習わせていたのですが、何年たっても本質的な性格は今も変わらず。
帯の色が変わっても試合に勝てないのは、結局勝ちたいって気持ちが強くないってことかなと思ったんですよね。
これ以上続けても本人にとって習い事がストレスなだけと思って「辞めてもいいよ」って言っちゃいました。
始めるのは簡単だけど辞めるのは難しい習い事。
うちのこじらせ男子のようにならないために、始める前に一度子どもの性格から考えてそのスポーツを楽しく続けられそうか?しんどいことがあっても乗り切れそうか?をよく考えてあげましょう。