発達障害児の兄弟が抱える本音~小3長男のケース~

息子のこと

こんにちは。小学生の息子と発達凹凸がある娘がいるゆしこです。

「障害がある子の兄弟は健常児の兄弟よりも問題行動を起こす確率が高い」

というアメリカの研究結果があるという気になる記事を目にしました。

問題行動って!?と読み進めてみると、

  • 集中力がない
  • 反抗的
  • 興奮しやすい
  • けんかをしやすい
  • 不満を持っている

などが、早ければ小学校3年ごろから特徴として現れてくるというものです。

ゆしこ
まれに非行やいじめに発展することもあるって…止めて~

他にもきょうだい児(障害児の兄弟のこと)は親に気を使いすぎて、自分の気持ちを抑えつけている子が多いとも。

障害のある子の兄弟は、問題行動を起こしたり自分の気持ちを素直に出せなくなる…というのは分かる気がします。

なぜなら息子にも思い当たるふしがあるから。

つい最近も娘と息子が喧嘩になった時、娘の特性を理由に叱らない私を見てなんで!?となった息子に上手く説明できなかったんですよね。

口で説明しても納得してくれないこともあって、私の息子に対する関わり方も見直す時期に来てるな~と最近感じています。

将来息子がグレないために(笑)親がきょうだい児と上手く関わっていくにはどうすればいいか真剣に考えてみました。

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きょうだい児の「しっかりしてるね」は危険信号?

うちの小3の息子のことですがよく外では「お兄ちゃん、しっかりしてるよね!」って言われます。

話してなくても見た雰囲気で言われることが多いです。

外では大人しくなるタイプの子だから余計そうみえるのかもしれません。

家では自分のことばかり考えているように見えますが、外ではなんだかんだ妹のことを気遣ってくれているようにみえます。

外での長男のようす

  • 歩道から車道側にふらっと行きそうになる妹を引っ張り寄せてくれる
  • 静かにしないといけない場所(病院など)では自分が見本になって小声で話すように注意してくれる
  • 常に迷子にならないか気にしてくれている 

など自然としてくれるので、私もついちょっと見ててね!とお願いしてしまうことも。

でもお兄ちゃんだからしっかりしていることに親が甘えすぎちゃダメなんですよね。

障害児の兄弟の場合、上の子が健常児で下の子が障害児なら上の子はしっかり者タイプが多いんだそうです。

本来子どもは自分の欲求を通すもので、自分勝手でわがままなのが健全の姿ですよね。

でも下の子が障害を持っていると親が必死に子育てしている姿を見ているからでしょうか。

 

自分も母親のように下の子を見張ってないといけない、お世話してあげなきゃって考えるようになるんじゃないかなって。

下の子が健常児なら、「世話好きなお兄ちゃんだなあ。優しいなあ」で終わっていたでしょうけど、うちの場合は簡単に片づけちゃいけない気がします。

もし、自分のやりたいことを我慢して妹の世話を優先していたとしたら?

もし、妹に遮られて言いたいことが言えずに自分の欲求を抑えつけていたとしたら?

長男が心の奥底に持っている「自分も甘えたい」とか「話を聞いてほしい」といった気持ちに気づいてあげられていない可能性もあるんじゃないかって。

あくまで私の想像で、そんなこと思ってないよ!と言われるかもしれません。

怖くて聞けませんが…

どうしても障害がある妹の方にいつも私の気がいってしまっているのは確かだから。

娘の子育てがしんどい時に、息子に

ゆしこ
娘ちゃんは苦手な事とかできないことが多いから助けてあげなきゃいけないんよ。○○(息子)も娘ちゃんが困ってたら手伝ってくれるとママ助かるわ

的なことをよく言っていたんですよね。押しつけがましく。

ずっとここ何年かはそうやって息子を味方につけながら、兄弟関係も割と仲良くやれていたので自分の子育て結構うまくいってるやん!と思っていました。

長男の性格で気になるところ

しっかりしていて優しい長男ですが、ちょっと気になる面も。

本人のもともと持っている性格もあるかもしれませんが、以下は私が長男に対して気になっていることです。

  • 自分に自信がなく、新しいことに挑戦しない
  • 友達と遊ぶより自分1人でいる方が好き
  • 他の子が怒られているのを見て、自分が怒られているように感じる(もしくは自分も怒られるんじゃないかと怖がっている)
  • 障害が目立つ子に対して嫌悪感を抱く
  • 乱暴な言葉遣いで話すことがある

障害が目立つ子というのは、授業中なのに走り回ったり、ずっと同じことを言い続けている子など、周りとちがう行動をとる子のことです。(娘も療育をする前はそんな感じでしたけどね)

ちなみに息子は怒られることが大嫌いで、先生の話を聞かないでいつまでもしゃべっている子や理由もなくちょっかいを出してくる子も苦手。

「授業中は静かに座っているべきだ」というやけに真面目なところがあるので、違ったことをする子が許せないところがあるんですね。

ゆしこ
自分だって完璧なわけじゃないんだから、他人に対してももうちょっと寛容になってほしい所なんですがね…

私がせめて息子にはしっかりした子になってほしいと思うあまりに、いい子に育てようとしすぎたのかもしれません。

我慢しているきょうだい児。時には甘えさせてあげることが必要

普段は平然としているように見える息子ですが、まだまだ甘えたい年齢なんだなあと思うことがあります。

ママも一緒に寝ようと言ってきたり、急に抱きついてきたり。

忙しかったり手が離せないとイライラして対応が雑になってしまうこともありますが、なるべく長男がアピールしてくれたことには答えるようにしています。

 

また、長男が私と話しているとき娘が急に関係ない話をし出して「今何話してたっけ?」ってなることもしょっちゅうあって。

そんな時とか明らかに娘の態度に腹が立っているのが伝わります。

それでも心を切り替えて娘と一緒に遊んでくれる長男には、母親と二人になる時間も必要だと思うんです。

娘の放課後等デイサービスは、療育とか自立することを目的に行かせていますが、もう一つの目的は長男との二人の時間を持つことでもあります。

春休みや夏休み中には朝から娘をデイに預けて、息子が行きたい場所にお出かけすることも。

お出かけなんて特別な事じゃなくてもいいんです。

ティータイムと称してお茶をグラスに入れて乾杯してゆっくりと二人でお話したり、しょうもないテレビ番組を見て二人でゲラゲラ笑ったり。

何気ない事が嬉しかったみたいで、「また今度二人でないしょのティータイムやろうよ!」と嬉しそう。

正直めんどくさいし(コラ)娘がいない間に用事を済ませたいと思うこともあるけど、長男との時間を作ってあげることで長男も妹にやさしくなれているようにみえます。

「妹ちゃんに悪いな~」とにやにやしている長男の顔を見ていると、時には母と息子の二人時間で思いっきり甘やかすことって大事!って思います。

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