ASDのの小学生に時間の概念を教えるのに役立った100均アイテム

ASDとADHDの娘のこと

ASDの娘が現在算数の授業で一向に進まないのが、「時間の流れ」を答えるという問題です。

支援学級の先生もなかなか理解しない娘に手を焼いております。

小学1年生では先生のおかげもあってかろうじて時計を見て今何時何分?という質問には答えられるようになりました。

発達障害の娘が小学校に入って一年。できるようになったことをまとめてみた

家でも何年言っても理解できなかった曜日の概念が最近ようやく分かってきました。

何日、何曜日、何時が分かるようになると時間の見通しが立つようになるため、本人も周りもかなり楽になります!

まだまだ時間の概念は勉強中の娘ですが、時間や曜日をイメージするのに役に立った100均アイテムを紹介します。

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時間や曜日の感覚を身につけるのに役立った100均アイテム3つ

ダイソーのポケット付き壁掛けカレンダー

一マス一マスに小さな透明ポケットがついているカレンダー。

曜日の所はSun、Monなど英語表記だったので、ひらがなで書いて入れました。

普通のカレンダーでも曜日のところが英語や漢字だったりで、読みづらいものが多いので自分で入れ替えられる点が気に入りました。

漢字が読めるようになったのでそろそろ漢字に替えてもいいんだけどめんどくさくてまだやってません。笑

曜日の上に小さく娘の習い事やデイの日を書いて、指差しして「明日はデイの日だね」と確認したりしています。

あと、今日が何日か分かるように家にあったボタンを入れています。

子供に替えてもらうようにすれば、明日は何日と意識してもらえるかなと思い。

校外学習の日やお出かけの日がある月は、紙に書いて予定日の所のポケットに入れとけば目で見て分かりやすくなります。

コンパクトな時計

時計の問題を家でしているとき、リビングの時計を見ながら娘が「よく見えなーい!」とよく言っていて。

勉強以外の時も遠くにある時計を見にくそうにいつも見ていたのが気になったので、大きすぎず小さすぎない娘専用の時計が欲しいなと思い始めました。

テーブルのそばで見られる方が分かりやすいと思って、手のひらサイズぐらいの時計ないかなと思い、100均をウロウロしていると…ありました!

なんでもありますね、100均って。

なるべくシンプルなもので娘が喜ぶピンクを選びました。

欠点はチクタクチクタクうるさいこと。でも娘は気にしてないので問題なさそうです。

キッチンタイマー

ADHDもある娘は宿題途中で集中が途切れがち。

発達障害で宿題に時間がかかる子にやる気を出させるには?

ほんとは上の記事で紹介したような可愛いタイムウォッチが100均にもあればよかったんですが、

近所の100均にはポップ?なのはこのリンゴ型のぐらいであとはシンプルなデザインのものばかりしか置いていませんでした。

でもボタン操作も本人ができるぐらい簡単なもので、見やすくて気に入っています。

ボーっとして宿題が進まないな、と思ったらストップウォッチを取り出し「よーい…スタート!」とスイッチを入れると、やる気を出してくれる日もありますね。

(何をやってもダメな日もありますが…)

さっそくやってきた2年生の壁

しかし!ホントの本番は2年生からなんですよね。

たとえば小学2年生の教科書にはこんな問題が出てきます。

長い針が0から始まる上の問題は理解できます。

ですが、②の「12時15分から何分間で給食べ終が食わる?」という時間の経過を答える問題。

長い針が15分から始まるとなると、さっぱり意味が分からないようです。

いったん時間の問題は学校では中断して、足し算の筆算の問題に取り掛かっていますが分からないまま次の単元に進んでいいものか…分かる問題から進めるという考え方もあるけどそれが正解なのか答えがでません。

完璧に分かってから次に行くってことがだんだんと難しくなっている状況です。

なぜ解けない?ASDの子は時間の感覚がつかみにくいから

定型発達の子にやらせてみるとさっきの問題も、「15分から長い針がスタートするって考えたらいいよ」という一言だけで、すぐにピンときて「45分間だよね」とわかってくれます。

それがパッと頭の中で想像できないのがASDの特性なのでしょう。

・抽象的概念:「正直」「親切」「協力」「幸福」「世間」など。
・時間の概念:時刻は読めるが、時間の流れは理解しにくい。
時間が流れて終りがある、ということがわからない。
・空間の概念:空間に境目がない、教室も廊下も同じように感じる。
それぞれの空間は、意味付けされ性格が異なるということがわからない。
また、時間を追ってその空間の性格が変更されていくといったことも理解が難しい。
・感情の理解:「悲しみ」「怒り」「悪意」「嫉妬」など。

参考:日本自閉症スペクトラム学会(編)(2005)『自閉症スペクトラム児・者の理解と支援──医療・教育・福祉・心理・アセスメントの基礎知識』教育出版。

 

でも、「理解できない」じゃなくて「理解しにくい」だけなら焦らなくても半年後、1年後にはなんでこんなことが分からなかったんだろうねって笑ってるかもしれません。

 

といっても、計算ドリルも普通級の子たちにかなり遅れをとっていて、内心は穏やかではなく。

なにより娘が遅れていることを気にし始めました。気づくの遅すぎるよ。

 

 

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