デキタスとすららを徹底比較!発達障害の子に向いているタブレット教材はどっち?

ASDとADHDの娘のこと

小学2年生の娘に小中学生を対象としているタブレット教材を試してみることにしました。

「デキタス」という無学年式のタブレット教材です。

キャラクターが可愛くて女の子が好きそうだな~と思って、なんとなくサイトを開いて見ているうちに、発達障害がある娘でも楽しめそうだったから無料体験をさせてみたんです。

そしたら娘の食いつきがすごく良かったので、デキタス無料体験後にすぐに入会しました。

一方、デキタスの前にしていたオンライン学習の「すらら」も、無学年式という点で勉強が苦手な子供におすすめできる教材でした。

デキタスとすららを娘に取り組ませてみた親の視点から、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較してみました!

目次

すららとデキタス10個のちがいを比較!

ここでは、小学校低学年の子供にやらせた実感として親の私が感じた、すららとデキタスの10個の違いについてまとめています。

1回あたりの授業の流れはすららの方が分かりやすい

1回あたりの授業の流れが分かりやすいというのは、毎回のルーティーンが決まってる方が子供が混乱しなくていいという意味です。

デキタスの場合、今日する単元が決まっていないので、「今日は時間に余裕があるから多めにしてもらおう」「今日は忙しかったから少なめにしよう」と、親の私が主導となってやる所を決めるようにしていました。

ですが、娘のように①解説→②練習問題→③まとめ→終わり!みたいに

毎回の授業の流れが同じじゃないと「なんで!?今日は動画も問題多い!」と怒るタイプの子は、いつも流れが同じすららの方がやりやすいのではないかと思いました。

すららとデキタスの1回分の流れはこんな感じです。

すららの授業の流れ

  1. レクチャー(対話型アニメーション動画解説)約15分
  2. 問題
  3. 印刷したプリント問題
  4. ゲーム
  5. まとめのドリル  ここまで終わるのに約30分

デキタスの授業の流れ

  1. 5分以内で終わる動画解説を聞いたら〇×問題(3~4問)をやる
  2. ①が3~5回分あるのである分だけやる←毎回ちがうのはココ
  3. 基本問題10問  ここまで終わるのに30~40分
  4. (基本問題で100点がとれたら)チャレンジ問題10問
  5. きみ問(自分専用のオリジナル問題)10問

④⑤までやっていたら学習時間が長くなるので、基本問題10問が終わって疲れてそうだったらやめて、次の日にやらせたりしています。

学習は小1~中3までならどこまででもさかのぼれるし先取り学習もできる【すらら・デキタス共通】

うちのような勉強が遅れがちな子にとってありがたいのが、さかのぼり学習機能がついているという点。

すららもデキタスも、小1~中3までの範囲なら何学年前までもさかのぼって復習することが可能です。

もちろん得意な科目は先取りで1つ上、2つ上の学年の学習に取り組むこともできます。

学習サポートが手厚いのはすらら

なんといってもすららのメリットは、その子一人一人に合った学習設計をすららコーチが立ててくれるところ。

娘専属の塾講師のような存在で、実際に会ったことがないのに親も子も「すららコーチが見てくれているから今日も頑張らないとね!」という感じで励まされていました。

その日どの教科をするかという計画をだいたい一週間分ぐらい立ててくれて、やり終わったらまた一週間分立ててくれます。

だから親が学習計画を立てる必要がなく楽ですが、学習の理解ができていたのかをすららコーチとやりとりする必要があります。

対してデキタスの学習スタイルは自由で、その日にどの教科のどの単元を取り組むかは親や本人が決めます。

まだうちは娘が低学年で、どの辺が苦手で復習した方が良いのかということは私が分かっているつもりなので、細かい学習計画を立ててもらわなくてもいいかなという気もします。

デキタスの場合は「今日は算数の20までの繰り下がりの計算をやろうね」という風に、娘に提案してやらせています。

今はそのやり方で満足していますが、高学年や中学生になってくると学習の管理が大変になってくるかもしれません。

教科書の内容に忠実に沿った学習ができるのはデキタス

学校の成績を上げる目的でタブレット教材を選ぶ際、“教科書準拠=教科書の項目配列に沿って作られている内容”かどうかがポイントの一つになります。

すららは教科書準拠ではありませんが、文部科学省の学習指導要領に対応しています。

特に算数・英語は全国の教科書の内容に合わせて作られています。

実際にすららを受講していると、小学1年生の教科書に載っていないような方角や季節の呼び方関する問題などが出されることも。

単に教科書の内容だけではなくて、生活するうえで覚えておくと役に立つ豆知識的な問題もあるのがすららの特徴です。

デキタスは国語・算数・理科・社会・英語の5教科が教科書の内容に対応しています(教科書準拠)。

学校の復習や予習をする分には、十分なボリュームがあります。

タブレットの操作方法はデキタスの方が簡単

解答の仕方はデキタスの方がシンプルな操作で簡単です。

〇×問題や4択などの選択式が中心で、文字を書く問題自体が少ないからです。

答え方が単調で飽きやすいという点では、デメリットともいえるでしょう。

 

一方すららは解答を文字をタブレット画面に向かって書く時があって、指かタッチペンで書くことになるのですが、ちゃんと認識してくれない時があるんですよね。

キーボード打ちができる大きいお子さんの場合はパソコンやタブレットをキーボードにつなぐなどすればスムーズに解答できるのでしょうが、小2で文字入力は厳しいです。

もともとすららには小学4年生からのコースしかなかったからなのか、操作方法が低学年向けにしては扱いづらいなと感じることは正直ありましたね。

子供が手書き入力や操作方法に慣れるまで、入力できなくて困ってる時には親が手伝ってあげる必要があるでしょう。

解説動画の分かりやすさはすららが分かりやすい

デキサスもすららも分かりやすさには定評があるので、どちらもゆっくりと噛み砕いて解説してくれて子供にとって分かりやすいと思います。

ただ、デキタスはポップで親しみやすいキャラクターなのはいいのですが、話し方が単調で本当に塾講師っぽい。(長男があの林先生みたいやなって言ってました)

でも娘はイケメン先生♪といって喜んでました。笑

デキタスは一つ一つの解説動画が5分以内と短く、飽きる前に〇×問題に移行するため集中がとぎれやすい娘でも集中力は保たれているみたいでした。

すらら独自の対話型アニメーションは子供に問いかけながら授業が進めるスタイルなので、すっと頭に入ってきやすい工夫が感じられます。

さらにクリアな音声で、ほんとに声優さんが話しているような自然な声!

これはすららの無料体験でぜひ実際にお子さんに感じていただきたいです。

聞く力がつくのは「すらら」、読む力がつくのは「デキタス」

すららを数ヶ月受講した娘は、学力がアップしたというより授業を集中して聴く姿勢が身についたように思います。

すららの動画解説って10分以上あって結構長いんですけど、聞いていないと後の問題とかゲームが答えられない。

だから間違えたくないからか必死に聞くようになってくれたんです。

超スモールステップでちゃんと聞いたら答えられる問題がほとんどなので、頑張って聞いた分だけ良い点がとれると子供も嬉しくてまたやりたい!と思うようになります。

 

デキタスはまだ始めたばかりですが、すららよりも自分で問題を読んで答えるという問題が多いので読むのが苦手な娘は結構大変そうです。

でもちゃんと問題を読まないと答えられないので、読むことが苦手な娘も間違えたくないから必死に読もうとするんですよね。

回答するのに時間はかかってしまうけど、短文を繰り返し読むことで読むスピードが上がってきたのは意外な収穫でした!

 

デキタスでは娘にとってとっておきのご褒美があって…それが好きなアバターが作れるという機能です。

なんならそれがあるからやらせてみようと思ったぐらい。

着せ替え人形とか大好きなんですよね~。アバターの顔や服を変えるには、問題を解いてデキタポイントを貯める必要があります。

デキタポイントは基本問題を正解した数の分だけ増えていくと知った娘は、毎日積極的にデキサスをしてくれています。

デキタポイントはアバターに使う以外に文具やおもちゃなどの景品とも交換できます。

今のところ娘はアバターに夢中。

ポイント制というのはごほうびがないと勉強できなくなるのでは?という心配をする方もいるかもしれませんが、私はきっかけはなんでもいいから勉強の習慣をつけることができれば成功!と考えます。

現在デキタポイント17624ポイント。頑張ってます!

すららはゲームに時間制限がある

時間制限があるとやる気が出る、攻略したいという気持ちになる子ならいいのですが、うちの子は逆で「間に合わない!できない…」と自信を失くすタイプ。

娘は発達障害があり、特にスピーディかつ正確に課題を解くということが苦手です。

すららは発達障害があってもできるという理由で入会し、とても気に入っているのですがこのゲームの時間制限はいらない…と思ってしまいます。

問題はゆっくり考えたらできるのに、時間制限でクリアできない娘を見て歯がゆかったんです。

その点デキタスは時間制限がないので、ゆっくり自分のペースで考えて答えることができます。

ただ時間制限がないと今度は集中力がなくなりだらだらとしてしまう時もありますが・・・どちらも一長一短ありますね。

発達障害がある子でもデキタスはできるのか?

いくら分かりやすいといっても、デキタスはすららとちがって発達障害がある子向けに作られた教材ではありません。

確かに小学2年生の教科を娘にやらせてみると、1人で取り組むには難しい部分もありました。

でも難しいと思ったらさかのぼり学習で1学年下の問題から取り組ませてあげると、1人で解説動画から〇×問題、基本問題までちゃんとできていました。

デキタスでは発達障害があってもさかのぼり学習メインで、少し前に学校で勉強したことの復習として十分活用できると思います。

発達に凹凸のあるお子さんは、得意を伸ばしたい教科は先取り学習でどんどん先に進み、苦手な教科はさかのぼり学習という風に自分のペースでできますよ。



月額料金の安さはデキタス

最後にすららとデキタスの小学生が利用する場合の初月にかかってくる料金比較です。

すらら…入会金10000円(0円キャンペーンの時もあり)、月額8640円(税込)×2ヶ月

合計27280円

デキタス…入会金0円、初月0円(キャンペーン期間)、月額3240円(税込)×2ヶ月分

合計6480円

月額料金だけ見てもすららはデキタスよりも3倍近くですが、子供の特性を分かっていないヘタな塾に通うよりは断然安いし身につきます。

子供専属のすららコーチが、親の代わりに学習設計を立ててくれて、勉強方法などの相談にも乗ってくれる存在は、かなり助かります。

 

デキタスは低学年では国語、算数、英語、生活の4教科学べます。

しかも専用タブレット不要・入会金不要なので初期費用が安くて助かります。

基礎から応用まで学べて、テスト対策までできる、しかも子供好みのキャラクターでコスパは抜群です。

ただし勉強が苦手なお子様がするなら、親がすららコーチ代わりになる覚悟は必要です。

補足:2020年7月からデキタス「プレミアムコース」がスタート

この夏「デキタスのどこをやればいいのかわからない」「学習の進滞状況についてアドバイス」が欲しいという保護者からの声をうけて、「デキタスプレミアムコース」が新設されました。

月額+1000円(税別)で、

  • 自分だけの月間カリキュラムと週予定のプラン作成
  • 丁寧なアドバイスと毎月末に学習の進滞状況の報告

を受けることができます!

スケジュールに沿って学習したい、個別でサポートしてほしいというお子さんに嬉しいコースですね。

下記のような学習スケジュールを毎月立ててもらえます。

タブレット学習の目的はなんですか?

結局家での学習の目的は、成績アップというよりは低学年のうちは家庭学習の習慣や、基礎学力の定着の方が大事だったりします。

親も子供もストレスにならない、楽しんでできる教材を選ばないと長く続かないのは目に見えていますよね。。

すららもデキタスも、ゆっくりとした分かりやすい解説で学校の復習や低学年の基礎学力の定着にぴったりな教材です。

もちろんちょっと先取りで予習しておきたい、という子にもおすすめ。

宿題にプラスしてもうちょっと勉強させたい、自宅での学習習慣をつけさせたい方はぜひご検討ください。

すらら⇒無学年制教材!対話型アニメーション、インターネット教材【すらら】

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