特別支援学級の見学~小学校就学に向けて~

すらら資料請求 ASDとADHDの娘のこと

年長の7月に受けたウィスクの結果を受けて、来年からは娘を特別支援学級に通わせるんだ!と私の中ではほぼ決まっていました。

娘が入学する小学校は長男が通っている学区内の小学校なんですが、特別支援学級に関しては教室の場所も、どんな先生がいるのかも全く知らない状態でした。

このまま何も調べずに特別支援学級に入れる訳にもいかないので、校長先生との面談も兼ねて見学をさせてもらいに行きました。

ここでは特別支援学級を見学した時のことや、校長先生と話したことについてまとめています。

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特別支援学級見学のため小学校に連絡するときの疑問

さて、特別支援学級を見学するためには小学校に見学の予約をしないことには始まりません。地域によっては教育委員会を通してから見学の流れのところもあるようですが、うちの地域では見学したい人は直接小学校へ連絡するとのこと。

入学前なのにいきなり小学校に連絡してもいいの?っていうか誰につないでもらったらいいの?と迷いますよね。私のケースを紹介しておきますので参考にしてみてください。

誰を呼び出す?

「はい、○○小学校です」とどなたかが電話口に出たら、とりあえず一番偉い人かな…と考えて

ゆしこ
来年度入学予定の子どもの母です。支援学級の見学をしたいのですが校長先生いらっしゃいますか?

という感じで校長先生につないでもらいました。校長先生は慣れた様子で見学日いつにします?と聞かれてスムーズに見学予約ができました。実際の見学の時も校長先生が案内してくれたので、全然問題なかったです。電話したとき最初に出るのは教頭先生が多かったですね。

電話する時間帯は?

私が何度か電話した時は、午前中の授業している時間帯でしたが、だいたい出てくれました。たまにいらっしゃらない時がありますが、割とすぐ折り返しの電話がかかってきましたよ。

支援学級の担任の先生に連絡を取りたい場合は、授業が終わった後の放課後の方がおすすめです。日中はバタバタ子どもの対応に追われていると思うので。

特別支援学級の授業を見学させてもらいました

後日娘と一緒に支援学級の見学へ。公立の小学校なのでかしこまった格好はしなくてもいいかなと思って、服装は二人とも普段着で行きました。

予約していた時間に直接校長室に訪問します。ノックするときちょっと緊張…娘はなんだか楽しそうでした。

明るい声で出迎えてくれた校長先生。娘にも優しく接してくれてさすが子どもの対応に慣れていらっしゃる。

これまでの発達の経緯をまとめたものや、発達検査の結果など用意しておいた書類を校長先生に渡して、娘の普段の様子や心配事について相談しました。そのあと支援学級の授業を見学させてもらいました。

特別支援学級の授業の様子

ここの小学校の特別支援学級は全学年合わせて4クラスあって、娘が入学する年には新一年生が増えるので5クラスになるんだとか。

特別支援学級一クラスあたりの人数
原則、特別支援学級は一クラス8人までと決められているので、基本教室には8名以下の子どもと先生1人(または介助の先生がもう1人)ということになります。

今回は娘が所属する予定の知的支援級の授業を見せてもらいに教室へ向かいました。8名全員いるのかな?と思いきや、交流クラス(普通級のクラス)に参加中の生徒がほとんどだったみたいで、いたのは生徒が1人と先生が1人だけでした。

こうなるとほとんどマンツーマン状態で、その生徒は先生と向かい合わせになって算数の掛け算の勉強に落ち着いて取り組んでいました。

娘も見学後は早く小学校行きたい!とやる気になっていましたよ。

その光景を見た時は、落ち着いた空間で集中して勉強に取り組めそう!と思わず安心してしまったのですが、実はその時によって教室にいる生徒の人数ってバラバラなんですよね。

生徒が1人の時もあれば、4~5人の時もあったり。うちの小学校では、先生の手が足りない時は知的級と情緒級の子が同じ教室で一緒にやることも。

教室がざわざわ賑やかだったり、見学していた時のように1対1で静かだったり、その時その時によって差が激しいということは、入学した後に気づいた事実です。

ゆしこ
支援学級が多少ざわざわしてようが、うちの場合娘を普通級だけにおまかせするなんて恐ろしいことは考えられないけどね

特別支援学級の見学の時に校長先生に質問したこと

一口に特別支援学級といっても、小学校によってやり方や普通級との交流の頻度などには大きな差があるようです。不安な点は見学時や校長先生との面談時にどんどん質問しましょう。

私が気になっていて質問した内容は以下の通り。

質問内容
  • 普通級との交流はどの位あるのか
  • 普通級と支援級の先生同士の情報共有の方法
  • 授業以外の支援はどうなっているのか(休み時間の過ごし方や体育、音楽など)
  • 登下校時の対応は先生が介入ありか
  • 支援学級の子どもたち同士の交流はあるのか
  • 教室は特性に合わせて集中できる工夫がしてあるのか     など

娘が支援学級に在籍する場合、1年生の間はできるところまで普通級の教室で授業を受けて、国語や算数が分からなくなったら特別支援学級の教室で指導してもらえるということでした。

でも一つショックだったことは、国語や算数以外の教科は普通級でみんなと一緒に受けることになります。と言われたこと。

つまり、音楽や体育の時間は基本的には個別のフォローが期待できないということです。もちろん登下校中の対応も学校の外のことなので完全に親が見るのが当然なんだそう。

音楽会や運動会などの行事のフォローはなし!?と一気に不安になって校長先生に聞いたら、「国語や算数の時間が余ったらその空いた時間を鍵盤ハーモニカの練習や、ダンスの練習に充てることはできます」って…勉強時間が余るなんてことあるわけないやん!っておもわず本音が出そうに。

ゆしこ
特定の教科以外も皆についていけるか心配なんです。放っておかれることがあるのでは?

という問いに校長先生は

小学校では分からなくて本人が困ることも絶対あります。休み時間中や体育の時間も空いている先生がいたら頼めますが、付きっきりで見ることはできません」と断言。厳しく思えましたが、それが小学校でやっていくということだと言われているようでした。

普通級か支援級で迷っている人は何度も見学を!

よっぽどひどい支援学級でない限り、はじめから学区内の支援学級にしようと決めていたので見学は1回しただけでした。娘自身も長男と一緒の小学校に行きたいとずっと言ってたこともあって、他の小学校の見学にもいきませんでした。

でも、普通級と支援学級どっちにしようか迷っている人は、可能であれば遠慮せずに何度も見学に行くことをおすすめします。見学に1回行っただけでは支援学級の一部分しか見られないかもしれないから。

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