3歳になる春からスタートした娘の療育。楽しいのか楽しくないのか聞いても答えてくれないので、実際のところどう思っていたのか分かりませんでしたが、何もやらないよりは本人のためになるだろうと信じて続けていました。
でも現実はなかなか言葉数が増えず、もやもやした日々…。そうこうしているうちに、来年度の進路をどうするのか考える時期が来てしまいました。
支援員のスタッフや小児科の先生、通っている療育の先生など色んな人に相談に乗ってもらって、最後まで悩んだ末の結論は保育園に入園。これが娘にとっては大正解!大きな変化があった1年でした。
娘の進路を決めるまでにやったことや、初めての発達検査について、そしてどうして保育園にしたのかということについてまとめました。
目次
娘の進路を決めるために就園前にやったこと
兄の通っている幼稚園に確認
3歳の夏ごろから、お母さんの周りではちらほら来年の進路どうする?って話が出てきますよね。でも娘が広汎性発達障害と診断された瞬間、上の子が通っている厳しめの私立幼稚園は難しいだろうなと察しました。
一応断られるの承知で園長先生に
って聞いてみましたよ。そしたらやっぱり「そういうタイプのお子さんは、ここの幼稚園に合わないかもしれませんね。近くののんびりした○○幼稚園とかの方が…」
はい、ごもっともです。聞いた私が愚かでした。送迎が楽だから、お兄ちゃんと同じ幼稚園に通ってほしいというのは親のエゴというもの。やんわりと断られて逆にすっきりしました。
病院で新版K式発達検査を受ける
3歳の春に広汎性発達障害と診断されたのは、問診だけでした。
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進路を考える前に、一度正確な発達年齢とDQ(IQ)が知りたかったこともあり、発達検査を受けることになりました。
発達検査の結果を元に相談
発達検査で分かった具体的なデータを元に、娘に合った就園先はどこになるのか相談をしました。なるべくたくさんの人の意見を聞きたかったので、発達支援センターの支援員、療育先のスタッフ、小児科の先生、臨床心理士などの意見を参考に進路を決定しました。
どの人に相談しても、私立の3年保育は本人にとってしんどいっていうのは共通してましたね。提案された進路は3つ。
- 加配付きで保育園
- 障害児通園施設(障害児専門の幼稚園のようなところ)
- もう1年は今のままで、再来年に加配付きで保育園か公立幼稚園
もう1年家で見るというのは自分的にしんどかったので、1か2でかなり迷いました。
3歳7ヶ月でやった発達検査の結果は【軽度の知的遅れ】
- 姿勢・運動 3歳1ヶ月 DQ86
- 認知・適応 2歳6ヶ月 DQ70
- 言語・社会 1歳11ヶ月 DQ53
発達年齢2歳4ヶ月 DQ65
やはり凹凸がありますね…。ましなのは運動面でしたが、この頃はジャンプもスキップもできてませんでしたね。
致命的なのが言語・社会面で、2歳にも達していないレベル…
- 言葉のやりとりが一方的
- 集中力が持続しない
- 真似をしない
- 大小や長短の理解がまだ
手先を使った遊びを取り入れたり、視覚優位なので具体物を示しながら(ぞうだったらぞうのぬいぐるみを持ちながら教えるとか)教えていくと、分かりやすいとのことでした。
保育園にするか障害児通園施設にするか。それぞれのメリットとデメリット
保育園か障害児通園施設か決まるまで毎日毎日悩みすぎて、睡眠不足になるし禿げそうになりました。(笑)それぞれに良い面もあれば気になる面もあったりで、考えれば考えるほどわからなくなって。
保育園と障害児通園施設それぞれの良い面ときになる面を比べてみました。
保育園
良いと思ったところ
- 健常児と関われて、お友達ができるかもしれない
- たくさんの子どもたちの中で社会経験ができる
- 健常児の行動をまねて、自分も成長できる
- 保護者同士の関係があっさりしている
気になるところ
- 集団行動になじめずストレスになるかも
- 仲間外れや差別が心配
- 加配付きでもどれだけ手厚く見てもらえるか分からない
- 障害児枠で入園するにしても就労証明書が必要
障害児通所施設
良いと思ったところ
- 子ども10人に対して5人のスタッフがいるから細やかな支援をしてもらえる
- 一人一人の子どもに合わせた支援計画がある
- 子どものペースに合わせてくれるのでストレスが少ない
気になるところ
- 健常児との関わりができない
- 集団の中に入った方がコミュニケーション能力が伸びるのではないか
- 希望者が多かったら入れないかもしれない
- 母親同士の関係が濃い
保育園に決めた理由
はじめは旦那とも話し合って、障害児通園施設がいいんじゃない?っていう結論になりかけていたんです。
それは支援員から、「集団生活に入っても本人が真似したいって思わなければ成長できない。まだ娘ちゃんはその段階(真似をする)に来てないと思う」って言われたから。
グサッときましたね。
それでも申込みギリギリで保育園にしたのは、障害児通園施設の入園希望者が多かったらその年は入れない恐れがあったから。
さんざん悩んで結局どこにも入れなかったって事態だけは避けたいと思ったので。
障害児通園施設に絶対入れる保証はないなら、保育園の申込みを先にしておいて加配付きで入れるようだったら、もう思い切って保育園に入れよう!って決断になったのです。
私にとっても、苦手なママ友同士の付き合いが少ない方がストレスが少なくていいかもって思ったことも保育園に決めた理由の一つです。
保育園に1年間通わせた結果、先生のサポートと周りの子どもたちのおかげもあってこれまでにない位成長してくれました!
どっちを選んでも子どもは伸びる
娘にとってどっちを選んだら伸びるのか、それはどんな偉い人に聞いても入れてみないと分かりませんと答えるでしょう。子どものことを一生懸命考えて決めた決断なら、あとは親は見守るのみです!
娘は加配付きで保育園に1年通いましたが、引越しのため2年間はのびのび系私立幼稚園に転園しました。進路はさんざん悩みましたが、色々できるようになってきたのは環境のおかげというよりも娘自身の成長によるものが大きかったなって思います。