K-ABCという知能検査について解説!どんなことが分かる?

発達検査

K-ABCとは、発達凹凸っ子を持つ親によく知られているWISC-IVと同じ知能検査の一つです。

あまり聞き慣れない検査ですよね、私もつい最近まで聞いたことがなかったです。

発達障害の娘が受講しているオンライン学習のすららが主催している保護者向けのオンライン講座イベントで、「得意・不得意を見つけるK-ABCⅡ検査説明会」を見たのがきっかけで知りました。

K-ABCは子供の基礎学力の長所と弱点を詳しく数値化するので、自分の子供に合った学習法ってなんだろう?と悩んでいる人にはおすすめの検査なんです。

ここではK-ABCを受けて何が分かるのか、結果からその子に合った学習方法を見つける具体例などについて分かりやすく解説します。

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K-ABCってどんな検査?

知能検査といえば娘も受けたことがあるWISC-IVが有名ですよね。

しかし、WISC-IVはどちらかというと基礎学力を測るというよりは生活支援を目的としているため、実践的なの学習支援に結びつけにくいといわれています。

K-ABCは、その子が今持っている基礎学力(学習尺度)と、元々持っている認知処理力(認知尺度)を掛け合わせて、学習をするときにどんなやり方が得意なのか・不得意なのかを見つける検査です。

基礎学力では、現在何年生レベルの学力があるのかを見ることができます。

認知処理力では、その子が勉強をするときの

  • 得意な認知処理の仕方
  • 計画性
  • 定着力

がどの程度あるかどうかが検査で分かります。

100を基準として項目別に上下のばらつきを見て、発達水準を導き出します。

従来の検査では視覚優位か聴覚優位かしか分からなかった長所を、より具体的に学習に生かす方法を探るとでもいいましょうか。

その子にとって得意な学習習得法を見つけて、効率的に学力アップを目指すことがK-ABCⅡの目的といえるでしょう。

K-ABCでは認知処理力の中でも特に「得意な認知処理の仕方」を見ることが重要なポイントになります。

得意な認知処理の仕方には継次と同時の2タイプがある

認知処理ってそもそも何かというと、目で見たり聞いたりした知識を、頭の中でどう理解して情報を処理していくかということ。

知識を理解するときの処理の仕方には2つあって、継次処理と同時処理があります。

たいていの人は、情報を処理する時にどっちもその時の状況に合わせて継次処理と同時処理を使い分けています。しかし、発達に凹凸があるとどちらかが極端に優位になっている子も多いのだとか。

継次処理と同時処理

継次処理

  • 耳から得た情報や言葉を手掛かりに一つ一つ順序だてて説明する方が分かりやすいタイプ
  • 段階的に理解していかないと意味が分かってないまま反復練習させても効果なし

同時処理

  • パッと全体を目で見てから細かい部分を理解する方が分かりやすいタイプ
  • 図やイラストを使って説明するとイメージしやすい

おおまかにいえば継次処理は聴覚優位で、同時処理は視覚優位という感じがしますね。

娘は3,4歳頃は視覚優位ではないかといわれていましたが、言語理解が伸びてきたら聴覚優位に変わっていました。だからどっちが優位なんだろう…

たとえばこちらの発達障害の漢字学習に良いと聞いて買った漢字ドリルですが、

うちの娘には合わなかったみたいでかえって混乱していたんですよね。

この漢字のパーツを組み合わせる問題、かなり苦戦していました。ていうか私がほとんど教えた。。

知っている漢字ばかりなのにバラバラにされると意味が分からなくなるみたいです。

漢字の全体像が頭の中でイメージできなかったのかな?と思います。

漢字たしざんは、書くのが苦手な子がパズル感覚で問題を解いていく目的で使うといいようですが、娘はいつも書けている漢字が書けなくて逆にストレスだったみたい。笑

このように発達障害だからこんな風に教えたらいいとひとくくりにするのはちがうということがわかります。

基礎学力は語彙・読み・書き・算数の4つ

現在何年生程度の基礎学力があるのかを、

  • 語彙に関する知識・理解力・表現力
  • 文字(カタカナ・ひらがな・漢字)の読みや文の読解力
  • 文字がどの程度書けるか、短文がどの程度作れるのか
  • 計算力や数の処理、算数の文章問題の理解

の4つの項目ごとに基準100を目安に見ていきます。

基礎学力の検査では、言われた(見た)ことを覚えておきながら別の作業ができるかというワーキングメモリー(短期記憶)についても見ることができます。

(例)1+(2×3)という問題で、かけ算をする前は覚えていたのに最後に1を足すことを忘れるなど

K-ABCの結果の見方と具体的なアドバイス例

続いては、K-ABCの結果の見方を紹介します。

漢字を覚えるのが苦手なA君の検査結果を例にみてみましょう。

左が認知処理力、右が基礎学力の結果です。

まず一番大事な継次処理タイプか同時処理タイプかという所を見ます。

この場合は分かりやすく同時尺度が高いですが、あまり数値に差がないバランスタイプの子ももちろんいます。

A君は同時処理タイプなので、娘が苦手な「漢字の足し算問題や一部が欠けてる漢字問題をさせるのが効果的」といった、その子の得意な方法でできる具体的な学習方法がみえてくるのです。

同時処理タイプの子に漢字の本来の意味や書き順から覚えさせても、身につきにくいという訳ですね。

どこで受けることができるの?

K-ABCはWISC-IVと比べて、受けられる場所はまだ少ないのが現状です。

「市役所名+K-ABC」と検索するか、お住まいの近くの小児神経科に直接聞いてみてもいいかもしれません。

娘にも受けさせたくて、かかりつけの小児神経科でできるかダメもとで聞いたら「受けられますよ」というお返事が。

ただ順番待ちで3ヶ月は待たなければいけません。知能検査は枠が埋まりやすいのはいつまでも変わらないですね。

なお、オンライン学習のすららからもK-ABCの申し込みできます。(会員以外もOK)

検査場所や日時などの詳しい情報はK-ABCについてから確認してみて下さい。

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