小学校の子供たちは、支援学級にいる子達のことを普段どう思っているんだろう?
子供が支援学級に在籍している親なら誰でも気になりますよね。
障害の程度が思い子は、助けが必要だからなんだなって自然と思えるかもしれませんが、
分かりにくいのが娘のような軽度~グレーの子供たち。
一見普通なのになんで?と不思議に思われている場合も多いのではないでしょうか。
周囲にカミングアウトする?しない?
子供の障害をオープンにするかどうか、支援学級に入ると時々親が判断しなければならない場面に遭遇します。
入学して初めての懇談会の時に支援の先生から「クラスの保護者に娘について簡単に説明しますか?」と聞かれたのですが、そこは断りました。
口下手な私が上手く保護者の前で話せる自信がなかったし、保護者に伝えたところで子供たちに分かってもらえるとどうしても思えなかったから。
他の支援学級の保護者も、懇談会で子供の障害について詳しく話す方は見たことないんですよね。
実際にクラスで毎日時間を共にしてみないと、娘が何に困るのかってことも分からないですしね。
カミングアウトをしない代わりに、気になることがあったら先生にすぐに聞くようにはしています。
また、年に数回ある支援学級だけのイベントに参加させるのかという判断も困ることがあります。
先生も保護者に確認してからじゃないと決められないのかもしれませんが、毎回聞かれるたびに
って決めるまでも決めた後も、もやもやしてます。
中には支援学級にいても支援学級では「あくまで苦手な教科を教えてもらってるだけ」という考えで子供を入れている親もいるので、親によっては一切カミングアウトもしないで行事にも参加しないと決めている人もいます。
我が家の場合、親では判断に困る時は本人に「行きたい?」「やりたい?」と聞いて、本人の意思に任せるようにしています。
支援学級の居心地がいいからか、たいてい答えはYESなんですけどね!
私は娘の障害を隠すつもりもないし、むしろこんな子なんだよって皆に知ってほしい。
だから発表会や遠足などの支援学級だけのイベントは、基本的には参加させるようにしています。
「そらをとびたかったペンギン」が我が子と重なる
支援学級の発表会の最後に先生が皆に向けて読んでくださった本。
子供たちは最後まで真剣に聞いている姿が印象的でした。
言葉で障害について話すよりも、絵本の方が素直に心に入っていって分かりやすいかもしれませんね。
森の鳥たちと馴染めないペンギンが娘と重なり、なんとも切ない気持ちになりました。
娘もこのペンギンのように自分の好きなことや得意なことを見つけてほしい。
自分が自分でいられる居場所を見つけることだけがゴールじゃないという最後もすごく良かった。
最後の展開に、心が温かく優しい気持ちになれます。
この本を読んで、クラスで困っている子にそっと手を差し伸びてあげられる子が増えてくれたらいいな。