社会不安障害でもできたPTAの仕事とは?役員を2回経験して分かったこと

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「PTAの役員になったらどうしよう…社会不安障害の私がやれる自信ない」と、母親で社会不安障害を患っている人の多くが思い悩んでいるのではないでしょうか。

子供が成長するのは嬉しいけど、小学校に上がるとPTAやらなきゃいけないよね。という話が入学前から噂で聞いていて不安でした。

ゆしこ
どうせ後からやらなきゃいけないんだったら早めにやってしまえ!

と、やけくそで立候補したのが長男が小学2年生の時。人権啓発活動委員でした。

2度目が今年度で、登校班ごとに1名必要だという地区委員になりました。←こちらは順番的に次はあなたの番と回ってきた感じです。

社会不安障害がPTAなんて務まるのかと思っていましたが、結論を言うと人権啓発活動委員でも地区委員でもなんとかなります。委員長以外のその他の役員だったら、上にいる方の前に習えでよかったですから。

ただし、社会不安障害の人がやりやすいPTA役員はどっちかといったら地区委員の方かなと。

PTAやるとしたら地区委員をお勧めする理由を、小学校の役員を2回経験した私が感じたことをふまえて紹介します。

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目次

私がPTAに持っていたイメージ

私がPTA役員を経験するまでは、PTAに対して嫌なイメージしかありませんでした。

それは私の母が役員決めの時期になると毎年嫌がっているのを見てきたからというのもあります。

PTAなんて向き不向きがあるんやからまとめられる人がやったらいいねん。平役員ならまだいいけど、長(会長や委員長)なんて絶対ムリ!

的なことを嘆いていたのをまだ小学生だった私がばっちり覚えていたのです。

怖いですね~20年以上前なにげに子供の前で愚痴った言葉が、母親になった娘の記憶にいまだに残っているなんて思いもしないでしょう。

子供の頃から私は「PTAは面倒で私のような内向的なタイプには無理そう」というイメージを持っていたんですね。

でも2人の子供が小学校にいる期間は8年。その間1回もPTAをしないで逃げ切れる自信も度胸もありません。

小学校で逃げ切れたとしても、中学校や高校になって逃げ切れる保証もないし、中学校で初めての役員なんてことになったらと思うと早いうちに経験してみた方が気が楽だろう思いました。

ゆしこ
夏休みの宿題は早めに終わらせるタイプ→

イメージ通り?実際のPTA活動はどうだったか

私が経験した人権啓発活動委員と地区委員の仕事をまとめてみました。

人権啓発活動委員の仕事内容

人権啓発推進委員=人権問題を学び周りにも広めていく役目

  • さまざまな人権を取り扱った内容の講習会に出る
  • 市全体の人権関係の展示会に出すテーマ決めや作成
  • 小学校の秋祭りのお手伝い
  • 地域の人権活動をしているグループとの会合
  • 小学校の大掃除のお手伝い(年1回)
  • 小学校にゲストを呼んで保護者向けの学習会を開く

など、役員同士が話し合って何をするのか決めるということが多いのが、社会不安障害の私にはきつかったです。

しかも学年もバラバラの面識がない保護者が6名(1学年に1人)なので、高学年の何でも知ってそうなママなんて余裕そうにみえてなんか苦手でした…。

 

市がやっている人権関係の講習会にも何度か足を運びました。

障害児関係の内容もあって、娘が発達障害なこともあって勉強になることもありましたね。

講習会は聞いたらレポートにまとめるだけだったので、積極的に出るようにして会議や話し合いの場には最低限だけ出るようにしていました。

話し合いの時は気の利いたことが何も言えず、ただ座っているだけなことが多く落ち込むこともしばしば。

1年間なんとか乗り越えることができたのは、他のメンバーがしっかりしていたおかげだと思います。

でも、仲良くもないママ何人も集まってあーだこーだ話し合ったり、イベント一緒にやったりというのはやっぱりこの上なく苦痛。もう二度とごめんだ!というのが本音です。

地区委員の仕事内容

地区委員=子供の登下校時の安全を見守る役目

  • 登校班の名簿作り
  • 登校班から学校までの道で危険個所がないかのチェック
  • 地区のパトロール
  • 小学校のお祭りの警備
  • 小学校の大掃除の手伝い(年1回)

など、自分の子供が所属している登校班の見守り役の代表ですね。

登校班の保護者が旗当番を交代で行うので、その当番表を毎月自宅のパソコンで作って配ることもしています。

前任の地区委員から引き継ぎが終わったら、日程の調整や保護者向けの連絡事項を送るといったことを行います。

他のママと一緒に何かするというより、名簿作成やパトロールなど基本1人でできる仕事が多いので精神的にすごい楽です。

ただ入力を間違えたり、当番の割り振りを間違えると自分の責任になるので何度も確認してから他の保護者に配るようにしていますがそれでもミスることもあり…そんな時はすかさずメールで謝罪します!

もし私のミスじゃなくても保護者の感情を逆なでしないように、こちらが下手に出て平謝りのメールを送信します。

イライラがたまってくると私は悪くない!むかつく!と旦那に愚痴ってすっきり。笑

自宅でやる作業は多めで結構神経使いますが、小学校に出向く回数は他の委員より少なめです。

社会不安障害でもなんとかなります。

今回は私の小学校のケースを紹介しましたが、学校によってPTAの熱の入れようは違うので自分がどの役員ならできそうかという判断のためにも情報集めは大切です。

人権啓発推進委員はなんとなく講演会だけ聞きにいけばいいから楽そうと思ってなってみたら、想像とちがっていてしょっちゅう苦手な集まりがあったので。ママ友がいないと情報不足でこうなるんですよね。

誰かに聞いてから引き受けたら良かったと後から後悔しました。それでも安定剤を飲みながらどうにかこうにか乗り切りましたけどね。

役に立ったかどうかはともかくやりきったってことで、小学生ママとして少し自信がついたというのはあります。

でも社会不安障害の症状が私よりも重い人は、無理してまでPTAやらなきゃって思わなくても大丈夫。

私も役員になったらどうしようと心療内科の主治医に相談した際に「免除してもらえるように診断書書きますよ」と言ってもらえたので、どうしても辛かったら診断書持って辞退しちゃうのもありですからね。

私にもできたのだから自分にできそうと思った役があれば、思い切って挑戦してみるといいんじゃないでしょうか。

たまたま話してみたかった子供の友達のママと同じ役員になって話せたり、小学校の内情がチラッと聞けることもあったりして悪いことばかりじゃなかったですよ。

 

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