障がい者手帳を所持していることでデメリットはある?

障がい者向け福祉サービスについて

メリットしかないと思って娘の障がい者手帳(療育手帳B2)を4歳から持っていますが、所持することでデメリットがないか、ふと気になることがあります。

障害者手帳は、体や心のハンデがある人が福祉サービスを受けるために必須といってもいいもの。

遊園地や映画館が割引になったりするので、お出かけに行くってなるとまずは障害者割引がないか調べるんですよね。そのぐらい色んな所で割引があって助かってるんです。

けれども…進学や就職の時になって障がい者手帳を持っていることで不利になるのでは?という漠然とした不安があったりして。

今回は障がい者手帳を持つことによるデメリットについて考えます。

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障がい者という烙印を押された気分になる

娘の障がい者手帳を初めて手に取った時のショックな気持ちは、今でも忘れられません。

だって、表紙が明朝体でどでかく「障害者手帳」って書いてあるんですよ。

あー…私障害者を生んでしまったんだなって嫌でも納得せざるを得ません。

さらに開くとまた障害者手帳の文字。そしてその下には笑顔で可愛い娘の顔写真。

パッと見て分かりやすいようにしなきゃいけないのは分かるんですが、実際できあがった障がい者手帳を見ると辛いものがありました。

いつもなんも気にしてない夫もこの時ばかりは「なんか…ずしっとくるものがあるね」

と、ボソッと一言。暗~い空気がリビングに漂っていました。

何日か引きずりましたが、慣れましたねもう4年も経つと。

まだ取得した当時娘は4歳で、これから言葉が伸びるか伸びないかという微妙なタイミングだったというのも良くなかったんだと思います。

今さら言っても仕方ないけど障がい者手帳を取得する時期が早すぎたのかも。

特児や支援学級の申し込みは、私の地域の場合手帳がなくても発達検査の数値さえあれば通りましたしね。

経験上障がい者手帳は、自分の子供の障害を受け入れられているっていう自信がついたときに申請するぐらいが親のダメージ少なくて済むかと思われます。

兄弟や親戚に伝えるタイミングが難しい

障がい者手帳を持っていると、本人だけじゃなくて同伴者も入場料が半額になる施設がたくさんあります。

USJやプール、美術館や博物館などなど…家族だけじゃなくて親戚や友達家族と出かけることもありますよね。

せっかく精神的・時間的に負担をかけてまで手に入れた障がい者手帳なのだから、存分にサービスは受けたいというのが本音。

でも、一緒に遊びに行くメンバーに障がい者手帳を持っていることを言ってなかったら?

「なんで割引になるの?」って問い詰められたらと思ったら、事前に説明しといた方がいいかな?とかやっぱり一緒に行くのやめようかとか、今回は障がい者手帳使うの止めておこうかなっていう風に、色々考えてしまうんですよね。

過去に知り合い家族と市民プールに行った時に手帳割引のことを話したら、「いいな~!」と言われました。

いいな~なんて思ってないだろ本当は…と思ったと同時に、相手もなんて返したらいいのか困って言った言葉なのかなとも思ったり。

そんなことを考えてしまうのは、娘が障がい者手帳持ちという事実を私自身が受け入れられていないのが原因なんでしょう。

最近では小学4年生になった長男に、障がい者手帳って何?なんで妹だけ安くなるん?と聞かれて、どうやって説明しようか迷いながらあいまいにしか答えてあげられていません。

娘は長男と同じ学校の支援学級に行っているので、長男もなんとなく娘が普通じゃないということに気づいているからか、最近はあまり聞かなくなって。

ちゃんと説明を…と思いながら何年も経ってしまいほんとダメな親です。

障がい者手帳を持っていると将来的に不利になる?

障がい者手帳を取得するってなったときに最も懸念していたことは、

障害者手帳を持っているだけで社会的に偏見を受けることはないんだろうかという不安でした。

たとえば

家族で遊びに行った施設で、手帳を出すことで差別的な目で見られるのでは?

進学できるか就職できるかというギリギリの所で、障がい者手帳所持という理由で不利になるのでは?

ということを漠然と心配していたんですね。

私の周囲に障がい者手帳を持っている人がおらず、持つことで偏見や差別を受けたらどうしようという不安ばかりが先走っていました。

しかし幸い今のところ、障がい者手帳を持っていることで嫌な思いをしたことはありません。

手帳を見せるとたいていの場所では淡々と対応していただけます。

まだ未知の世界なのが、進学や就職で不利になる?というデメリットですが娘に関しては

障がい者手帳があった方がメリットの方が大きいと考えています。

仮に障がい者手帳を持ってなくて無理して普通級や一般就労に入れたところで、みんなと同じ足並み揃えてやっていけるとは到底思えないから。

よく発達凸凹の優れた部分を生かして仕事ができるんじゃないかと言われますが、娘のIQの項目は高くて88。平均の100にも遠く及びません。

知的に高い発達障害の方が障がい者手帳を持っていることで、一般就労の道が閉ざされてしまうことになればもったいない話です。

でも娘のように知的に低い発達障害の方ならあえて障がい者手帳を持たないという方は少ないように思います。

障がい者雇用や特例子会社への就職は、手帳がある方が入りやすいでしょうし。

今の所はデメリットよりメリットの方が大きい

障がい者手帳を持つ葛藤や将来の不安が消えることはありませんが、ハンデがある子にとってないよりはある方がやっぱり安心します。

障害の等級である程度このぐらいの能力があるってことを分かってもらいやすいので、幼稚園や小学校の入学する時も当たり前のように支援が必要と認めてもらえました。

障害があるという証明するものがないと、子供の環境が変わるたびに一から説明する必要があるため説明ベタな私がもっと大変になりそうです。

ここ何年かの娘の成長スピードはすさまじく、嬉しいことなんですが障がい者手帳の対象から外れるんじゃないかと思うと素直に喜べないところもあります。

障がい者であることに慣れてしまうと、今度は障がい者でなくなることが怖くなるって…複雑な心境です。

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